2014年7月15日火曜日

集団的自衛権に関する議論は日本を変えるかも知れない

最近、特に反対派の人たちは当然ですが、盛り上がっていますね。


実際はまだ閣議決定の段階で、これから法制化していく中で、現実的にどのような形に落ち着くかが決まっていくんだと思いますけど、現段階でこれだけ盛り上がって議論されている事はとても良い傾向であり、今までの日本になかった「責任感」が出てきたように思えます。


現代の日本人って世界各国で起きている「戦闘」に対してどこか他人事だったと思うんです。


そんな血なまぐさい世界の中で日本は70年間大きな武力を持った集団による戦闘に巻き込まれずにやってきました。



それを取りあえず「平和」と定義しておきます。



平和を保ってきた国は日本以外にもたくさんあります。

それぞれ、様々な方法で保ってきていると思いますが、日本はなぜ保つことができたのでしょうか?


簡単な話ではないと思います。

平和憲法や米国との安全保障条約、国連への貢献、日本人のイメージ等々、それらは状況・地理的条件と外交政策、さらには他国の思惑が絡み合って成立してきたのではないでしょうか?


今回の閣議決定で見た目上、これらの現状のいくつかに修正がなされようとしています。


特に大きなところとして、自分たちの身内である自衛隊が、危険な活動や恨みを買う可能性のある活動を行う可能性があるため、「自分に実害がでる可能性がある」と感じたため、大きな議論になっているのだと思います。


これ自体はとても良い事だと思います。


平和を守るため、実際に体を張っている人がいます。
日本の平和で言えば、自衛隊や米軍がそうです。


実際、今までのほとんどの日本人は、これらの人たちに対してもどこか他人事だったんじゃないでしょうか?

知らない国の人間を守るためにカネで雇われた米軍兵士の気持ち、平和憲法がゆえに戦地における活動でも撃たれるまで撃てない自衛隊員の恐怖。


少々無責任だと思いません?


さらに、日本は平和をカネで買っていると思われており、世界の平和に対する責任感を問う声もあったりします。


だからきっと今回の議論は皆に「平和は何故あるか」を考えさせる良いきっかけになると思うんです。

責任感は意識の問題ですから、これだけでも世界の日本に対する見方が変わってくるとも思いますし。


なので。ぜひ。皆様には。特にオピニオンリーダーの皆様には。

理性的な議論で、決して自分の意見を押し付けることなく、活発に活動してもらいたいと思います。







ちなみに。


僕の本音は「カネで平和が買えるならそれで良いじゃない」という立場です(笑)

ただ、その上で、集団的自衛権の容認が外交戦略上必要だと政府が言うなら、現状それに真っ向から反対するつもりはありません。

現政府の方が僕より多くの情報を持っていると思いますし、選挙で勝った時の政権である彼らが外交戦略を決めていくのは当然だと思います。

それが民主主義、だからです。
(※一応そういう面で、現政権が信頼できそうという思いもあります)


後は自衛隊に定年過ぎて暇な人を募集して入れることを提案します。

何かやれる活動はあると思いますし、後々良いカードになると思いますよ。


0 件のコメント:

コメントを投稿