2014年8月9日土曜日

世界の歴史が繰り返し始めてる

猛威を振るうイスラム国にアメリカが限定的な空爆を行いました。

しかし、これは実質的な損害は少なく、政治的なパフォーマンスが狙いのようです。


大戦後の中東は、イスラエルに始まり、ユダヤ資本やロビーが入った国々により、宗教や原油が絡んで、自分たちの意見や利益を押し通すために「武力」が簡単に行使され続けてきました。


しかし歴史や現代のイスラエルが証明しているように、武力によって一時的な解決を図っても、より大きな反動分子を生み出すことになり、次のより大きな戦いの螺旋が避けられません。


哀しい事に、人の持つ愛がゆえに。。


大戦後の日本は数少ない例外ではありますが、これは日本が当初持っていた目的「アジア人の解放」が達成された事と、日本人の気質が次の螺旋を生まないための我慢を享受できるものであったことによる特例だったんだと思います。


今、イスラム国を武力で制圧すれば、より大きな、もしかしたらさらに残虐な反動分子の種を生むかもしれません。

しかし、放置しておけば、より多くの住民が虐殺され、さらに力をつけたイスラム国はイスラエルと開戦する可能性も少なくないでしょう。

こうなればアメリカをはじめ、利害の絡む国、宗教の絡む国を巻き込んだ大きな戦争になる事が懸念されます。


そしてまずい事に、おそらくイスラエルは宗教的背景も手伝って、核を使用することをためらわない…。


こんな中、日本は、我々はどう行動するのか。

もしかしたらこんな重たい判断が近々求められるかもしれません。