一部?なのかな?では騒ぎになっています。
理由は簡単。
基準があいまいであること。
将来的に範囲を広げようという動きがあること。
まず、この法案の根底にある「子供たちを変態な大人から守りたい」という部分は、変態な大人以外の人からは理解されるところでしょう。
今回の法案で決まった事は「児童ポルノの単純所持でも犯罪にしよう」というところまで。
何を持って「児童ポルノ」とするかは、未だ曖昧なままです。
そしてそこに問題がある。
何某かの作品を作りたいと思う表現者の、「表現の自由」を損なう線引きになりゃせんかと。
過去作品が抵触したときに突然犯罪者にされやしないかと。
普通の刑法の場合は、新法は過去にさかのぼって適用されないのですが、この法案は「所持」に対して適用されるので、このままだとアウトなわけです。
昔、学校でみんなで見た映画「転校生」のDVDなんて持っている人いたら危ないですよ(笑)
まず、実写に限った話で意見を言います。
実写に関しては僕は大いにやるべきだと思います。
そこに被害者が映っている可能性があるのですから。
ただ、線引きは難しい。
他国のように「性器が映っている」と言ったはっきりした基準を作ってしまうと、それを悪用したものが作られかねませんから、僕はかえって逆効果だと思います。
あえて「性的興奮をあおる可能性のあるもの」と曖昧にしておいて、裁判で決定するとか。本人がどう思っていたかも重要だと思うし。
でも、これも裁判で根掘り葉掘り聞かれて精神的ダメージを負ったとか出てきそうだしな。
いずれにせよ、緩いところからスタートすべきかなって思います。
もう一つ、将来的に範囲に入れたいとされているマンガ等の図画ですね。
これは僕は反対です。
正直、個人的にはロリっぽい絵とかもろにそういった内容のストーリーは不愉快の領域にあるものなのですが、そういった個人的感情は別としてこれらへの規制はやりすぎだと思います。
恐らく、そういった社会的風潮を煽るからとかそういった趣旨なのでしょうが、であれば反社会的な表現を含むすべての作品を規制しなければならないのではないのですか?
暴力団やヤンキーを扱った漫画だってたくさんあります。同じ論調なら暴力推進してる事になりますよね?
未成年の喫煙や飲酒のシーンもアウトですか?それが過去の年代を扱ったものでも?
時代劇もアウトですよね?腰に刀挿してる時点で銃刀法違反です。
ってかもう、民主化以前の日本は放送禁止ですね(笑)。
海外のニュースもダメですよね。最近のイラクやアフリカのボコ・ハラムの報道なんて反社会的すぎて聞かせられません。
ってか、大体の作品の権力者はろくでもないやつですので、反社会的でアウト(笑)
母親たちの子供を守りたいという気持ちは理解できます。
ただ、やりすぎて多くの敵を作らないよう、理性的な防衛をお願いしたいもんです。
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